ふく射熱とアイシネン(アイズ)システム

2009.08.16

【ポイント】

何度かお話して来ましたが、同じ室温28℃でも、非常に居心地の良い部屋と暑くてたまらないと感じる場合があります。
アイシネンを使い、棟換気を採用された方のお話を聞くと、気温が35℃もあるのにエアコンを使わずに過ごされるところが何軒かあります。
当然室内も35℃近くになっていると思われますが、それほど暑く感じないと言われます、それは輻射熱の影響が制御される機能によるものと思われます。

ふく射熱は、端的にいえば電磁波ですが、温度差がある空間では、温度の高い方から低い方へ電磁波(遠赤外線)が移動して向かい合った面が温かくなります。

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一番分りやすいのは太陽熱で屋根が熱くなる事です。その熱がさらに、屋根裏の天井まで温度を上げてしますのです。屋根裏の気温上昇はふく射熱と伝導熱の両方があるために暑さが増幅するのです。ふく射熱と伝導熱の量的な違いは、空間やそれを形成している材料や色にもより様々ですが、イメージとしては以下のイラストを参照ください。

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赤が屋根からの熱射(ふく射熱)の多さ。
条件により93%も熱が移動しています。
黄色は熱伝導で移動する熱量ですが5~7%したがって、ふく射熱対策はアルミ箔などが使用されていますが、表面にホコリが溜まると効果が失われていく事は意外と知られていないと思います。
もちろん断熱とは意味合いが違います。

アイシネンもふく射熱対策になります。
気泡間の温度差が小さいのでふく射熱移動が少ないのです。

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当社では、暑さを少しでもやわらげクーラーに出来るだけ頼らなくてすむような遮熱と掃気とアイシネンを組み合わせた
 I‘s(アイズ)システムが評価を受けつつあります。


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