断熱評価について

断熱材の評価や判定をする場合は、必ず次の3つの基本性能を確認してください。
   1. 熱抵抗(あるいは熱伝導率)
    ⇒抵抗は大きい程良い
   2. 水蒸気透過性
    ⇒少ない方が良いが、呼吸が出来る程度の拡散移動を可能にするのが良い
   3. 空気透過性
    ⇒空気透過が少ない程良い

熱抵抗は非常に理解し易いですが、これだけで判断する事は危険です。しかし未だに熱抵抗(あるいは熱伝導率)単独での判断をしている人が多いのではないでしょうか?
空気流動や水蒸気流動をあわせて検討しないと、本当の断熱を検討したとはいえません。

熱抵抗値は、調整された試験室で測定されたものです。それが実際の現場で同じ性能がだせるかどうかです。ある物は沈降し、ある物はガスが放散して、あるいは痩せて性能が低下します。
したがって、性能の持続性を確認する事が必要です。吸水性のある材料は水を含むと熱性能が落ちますからこれも避けるべきです。
断熱議論で欠かせないのが水蒸気の挙動です。木材は常に水蒸気の吸放出をしています。つまり呼吸をしているといってもよいでしょう。これを止める事は木を腐らす原因にもなります。したがって、水蒸気の移動(この場合は拡散と言いますが)を可能にしてやることが必要なのです。“調湿性がある材料”が紹介されていますが、吸湿性があるものは意外と水分を抱き込むものがあるので、注意すべきです。湿ってもすぐに乾燥状態に戻る材料の選定を行ってほしいものです。
結露の殆どは漏気つまり空気漏れと言われています。拡散で移動する水蒸気の量はごく少ないが、くせ者は自由に動く空気です。壁材を通過する水蒸気(拡散)の量と漏気(壁に小さな穴があった場合)による水蒸気の量は1:99との実験データも出されて
います。まずこの99を制御する事が先決です。断熱材には空気が自由に動くものがあります。そうなると内部で対流が起き、結露の危険性が大きくなると同時に、熱損失をもたらすのです。漏気対策には、エアバリヤー(空気漏れがなく、しかも切れ目のない断熱層)が必要になります。ベイパーバリヤーはエアバリヤーにもなりますが、シート状ですから、繋ぎ目や接着不良や剥がれの心配があります。
以上が基本ですが、この他に安全性、防火性、防音性も必要ですね。
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