ロックウール(繊維系断熱材)

【ポイント】
断熱材として今までも一番ポピュラーなものがグラスウールで次がロックウールです。

この度ある現場で防火区画の充填用としてロックウールを使う機会がありました。 ロックウール材規格は105D×395W×1360Lで写真のように10枚入りが1梱包で注文となります。
写真のように105ミリが10束で本来1m以上の厚さがなんと350ミリ程度に圧縮されています。 グラスウールも同様で10K/?の50ミリ厚、435×1370Lで1梱包が27枚入り、 建築現場に山積されていますが、かなりな重量で運搬移動も大変です。
梱包から取り出して折版屋根の山型に合わせ2廻り程度大きくカットして準備しました。

しばらく時間をおいても規格の厚み105ミリとは程遠く60~70ミリ程度でしょうか、 本来動かない空気層をどれだけ厚み確保するかで断熱性能が決まるはずですが、これでは30~40%程度能力が落ちる事になります。
結果2枚重ねにして必要ヵ所に充填しました。

防火的にはロックウール(岩綿)が廉価で現在これに勝るものはありません。 10年前まではアスベスト(石綿)が盛んに使われていたことが恐ろしい夢のような話ですね。
ロックウール充填後は100倍発砲のアイシネンで完璧に吹付し、断熱と雨音などの防音効果もバッチリ、折版特有な急激な温度変化で伸縮時に起きる軋み音も解消されます。 通常結露防止のペフ材を貼ることが多く、不燃仕様もありますが長い年月で剥がれるリスクがあります。 リスクが少ないアイシネンが一番です。
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pdf版【生環新書】「ロックウール(繊維系断熱材)-15/12/01」PDF版


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