床下エアコンの実力はいかに
【ポイント】
1月に入ってやっと寒くなった某日エアコン設定温度20℃で、朝7時にエアコンの電源を切り、
夕方17時に温度を測ってみました。
( 熊本市内の最低気温0.8℃ 最高気温9.1℃ 湿度44% 曇り)
断熱の仕様は、アイシネンを屋根、壁、基礎面へ断熱等級4で吹付、リクシル社のサーモスX(トリプルガラス・クリプトンガス入・外部Low-Eガラス)を使用した総2階建て、建坪32坪の在来木造住宅。 現在ダイキン社の床置き型エアコン16畳用を1台のみ設置。 エアコン設置の際アイシネンが潰れないように土間面へ、スタイロフォーム50mmを敷いています。 |
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まずは北側床下の温度です。基礎断熱をした際特に心配されるのが湿気ですが、左写真の様な適正湿度になっています。 しかしながら、新築時から1年間ほどはコンクリートからの湿気が放出されるので、床へガラリを設置したり、基礎立上り面へパイプファンを設置し強制的に湿気を外部へ逃がすことが重要となってきます。 また防蟻剤が重要でこちらはホウ酸(エコボロン)を使用しています。 |
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続いて1階東面の窓際の温度です。室内で快適な湿度は40~60%とされており、40%以下になると目や肌、のどの乾燥を感じるだけでなく、インフルエンザウイルスが活動しやすくなります。 反対に60%以上になるとダニやカビが発生するようになりますが、湿度も適正湿度で、床下と比べほぼ温度差がないことが分かります。 |
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最後にワイヤレス温湿度計本体を置いている2F北西面の温度です。室
温17℃と床下と温度差が全くないという驚異的な結果でした。
高気密高断熱住宅は基本、乾燥気味の住環境になりますが過度の加湿は結露・カビの原因になりますので厳禁です。
こちらはエアコン吹き出し口前へ洗濯物を室内干しして湿度を保つ工夫をしています。
また、左写真の様なアナログ温湿度計を設置するのも、目ですぐ確認できるのでお勧めです。 普通の家で17℃と云えば寒いはずですが、なぜか!高性能サッシにアイシネンの家は寒く感じません?? もちろん24度に保つことも可能ですが・・・・ |