省エネには努力が・・・

【ポイント】
見学会などでこの時期寒いとか結露がひどいなどよく相談を受けます。 現在のように断熱システムが注目・重要視される以前の建物は多かれ少なかれ暑くて寒いものです

それでも、RCのマンションに住んで暑くも寒くもない、さすがRCの建物は良いと思っておられる方がいらっしゃいますが、 たまたま中層階、つまり上下左右に部屋があり人が住んでいて、直接屋外に面するところが1~2面しかない部屋の話です。
その後RCの一戸建て移り住んでこのようなはずじゃなかったと後悔される方も多いものです。
それから話を聞くとこの寒い季節でもレースカーテンだけで、雨戸があるのに全く利用されていません。
我が家では寒い朝の時間帯は雨戸を閉め厚手のカーテンも閉めたままにして、外部からの冷気を遮断するとともに室内の暖かさを出来るだけ逃がさないように心がけています。 外気温も上がって日当たりがよくなったらカーテンを開け、出来るだけ太陽の熱を室内に取り込みます。
そして、夕方陽が落ちたら急に外気温は下がってきます。
そこで、また雨戸・カーテンを閉めて太陽熱で温まった室温を保つように心がけています。
窓の熱負荷は大変大きいものです、冷気が侵入して床に停滞し上下の温度差を生じ、また冷えたガラスを室内開放していると冷ふく射も影響しとても不快な環境となります。
また、雨戸を利用することで結露のリスクも下がります。
「住宅性能表示基準」の温熱環境性能としての調査では1月2月の夜間午前0時の室温22℃を暖房を止めて4時間後の温度を測定して何度まで下がるかによって、その家の断熱等級を4段階に分けています。
つまり、家の断熱・気密及びサッシなどのトータル性能により、温度をいかに保つかが住宅性能となります。
昨年3・11大震災の停電で全く暖房が出来ない中、高気密高断熱の家では外気温が0℃を下回る中室内は概ね15~16℃を保ち10日間暖房なしで生活を続けた、信じられないような情報がありました。



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