コロニアル屋根断熱施工について ( 結露防止 )

2017.12.15

熊本大震災以降、屋根材が瓦からガルバやコロニアルへ軽量化を求められ急速に普及しています。

写真の大手メーカーのコロニアル材は働き寸法910×182で実際の大きさは910×482あり4か所の釘穴が開けてあります。

厚みは5.2ミリで専用の釘で防水紙の上から止めていきます。構造用合板15ミリを野地板として使用した場合8ミリ程度貫通して小屋裏に表しとなります。

つまり釘の頭は外部で寒い時期は直接熱が伝わり、小屋裏が暖かければ間違いなく釘先に結露が発生します。

瓦材の場合も本来受けタル木に釘止めするべきはずが、タル木から外れていれば同じく結露します。

 

ところが当社が扱うアイシネンの屋根断熱であれば、このような施工の場合でもアイシネンフォームで包まれてしまうため、室内の熱をしっかり遮断して、決して結露には至りません。

写真は海外の事例ですが、結露から野地板全体霜が発生しています。

天井面で完璧な断熱が施され、天井裏が外部と同じ温度であれば釘貫通による結露は発生しませんが、天井断熱、特に繊維系の断熱施工では無理があります。

当社がアイシネンの営業をやり始めた2001年ころ新築1年で天井から黒い水が染みてきて、大問題になり工務店さんが天井材をはがして対処したものの、

改善できず、裁判沙汰に発展しました。この時のブログにアップされた写真を大事に保管し、絶対にこのような事故・クレームを起こさないように肝に銘じたことを思い出します。


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