蓄熱式電気暖房器

2008.01.16

【ポイント】
最近深夜電力を利用した蓄熱式の電気暖房器を設置されるところが増えてきました。
ぜひ新築時にはご検討下さい。また既設の建物でも充分に設置できますので相談下さい。(据付場所には充分な配慮が必要です)

あまりの灯油の値上がりと将来に亘り高騰・供給の不安もあります、また高齢者の増加で灯油を扱うことが大変にもなりますが、質の良い暖炉の様な暖房を望む方も多くなりました。
アイシネンで家全体を断熱していれば、エアコンでも充分に温度差の少ない快適な生活環境が可能ですが、エアコンの場合は「風を起こす」 ことと「霜取り運転による暖房中断」する欠点があります。また冷房と兼用のためほとんどの場合取り付け位置が高所になることも1要因にあげられます。
希望の多い床暖房や蓄熱式の暖房は温度調整が困難で、暖かい日など窓を開けたりして調整することも多く無駄なエネルギーを費やすこ とにもなりました。しかし、最近の蓄熱式電気暖房は畜熱量の調整やファンの発停による室温の調整もかなりの精度で可能になり、マイコン制御やタイマーなどを上手に使って効率的な運転が可能になりました。
なにより輻射熱による心地よい暖かさは暖炉にも匹敵します、またランニングコストもオール電化・深夜電力の利用により想像以上に安く上 がるようです。
ただ1番の難点としては、床置き型で重量が100~300kg以上にもなるので、設置場所が限られ簡単に移動が出来ないこと、当然設置場所 の補強や転倒防止の対策が必要になります。

もちろん高気密・高断熱でなければ能力もコストパフォーマンスも半減してしまいます。
よほどの山間部など寒冷地以外は夏場のエアコンは必需品ですので、リビングなどの人が集まる広い部屋に1台据えてエアコンと併用で使 うことで1台でも家全体を暖房することも出来1番適した使い方だと思います。

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