他社製品比較

2009.02.02

【ポイント】
アイシネン断熱と他社製品の性能比較を行いました。実験で違いがはっきり分かります。

アイシネン断熱システムがカナダで開発されて20年以上がたち、日本の市場に取り入れられて10年以上がたちました。カナダからアメリカを経て全世界に広がり、今まで何の問題もなく優れた断熱効果で、採用されたお客様方には大変喜んでいただいております。
ただ、5~6年ほど前からアイシネン同等品のうたい文句で営業されるところが出始め、最近ではかなり増えてきました、それに伴い、市場では混乱とクレームも聞こえてきました。
本部に於いては、他社製品との比較をいろいろな角度から検証されていますが、1番の違いは、空気の透過量と水分を取り込む1番重要なところが劣るということです。
今回他社のサンプルを戴きましたので、自分でも簡単な水に対しての実験を行いました。

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見た目 X社の製品はとてもフォームがきれいで、目が詰まっていてICYより若干重く感じます。
特に違うポイントは吹き付けた面がのっぺりときれいで滑らかになっていますが、ICYは細かい沢山の繊維状のざらざらした状態で、しっかりと吹きつけ面に接着できるように見えます。
ICYのサンプルを作る場合は、ダンボールや薄ベニアに吹き付けますが、そのまま剥がすのは大変でカットすることが多くなります。
X社の製品では透湿シートなどペラペラの下地では吹きつけがこんなんと思われます。いずれにしても断熱材は見た目より中身・性能が重要です。
(メーカーによってはコンクリートやタイベックシートに吹きつけは出来ないものもあります)

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ここの実験の結果、その他の多くの他社製品と同様、水を取り込み一旦入ると乾燥に時間を要します、つまり建築の主用材木材などを普及させカビなどの発生の要因になります、また肝心な事は、水分を取り込むと断熱値が低下し初期の断熱効果が落ちるばかりでなく、結露問題が生じます。但しX社のサンプルは他社製品に多く見られる変形は起きませんでした。


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