高気密と換気

2009.03.03

【ポイント】
アイシネン断熱で高気密とうたっているのに「しっかりした換気が重要」とお話しするので、矛盾していると言われる方がいます。
確かに閉じることと開放することで矛盾していますが、機械換気を効率的に働かせるには気密性が重要になります、つまり新鮮空気の入り口と汚れた空気の排出口をしっかりと計画しそれ以外の隙間をなくすことにより、僅かな換気量で室内の空気を効率よく入れ替えることが出来るのです。

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通常ダッチマンの排気型セントラル換気システムをお勧めしていますが、各部屋で給気と排気を行いアンダーカットなどなくすことです。
アイシネンで外回りの壁・屋根を断熱することで外の音を遮断し、部屋の音を外に漏らさない働きはありますが、外に漏らさない分室内では音が通り響く傾向になります。

お客様によっては、子供の様子が把握できてよいといわれる方もありますが、どちらかといえば音漏れがないように希望され方が多いので、ここは重要なチェックポイントになります。
また、折角冷暖房した室内の空気を無駄に必要以上の換気で排出することなく必要最小限にとどめるべきです。

左の写真は室内の排気グリルにゲージを充て開口率を調整しているところです。
24時間換気で重要なのは、まず音が気にならないこと、そしてドラフトなどの風(冷気)を感じないこと、つまり換気しているかいないか解らないこと、気になって止めることのないことです。

全体から各部屋の換気量を計算した上で排気量を測定・調整します。
人が生活するうえで室内ではいろいろな形で蒸気を発生させますが、気密が取れていれば蒸気の抜けるところがなく、余分な蒸気は窓ガラスやサッシ廻りに結露水として現れます。

いかにペアガラスを使ったとしても、蒸気量が多くなれば結露を起こします、この結露を防ぐ為にも「しっかりとした換気」が重要です。
各家庭には、独特の生活臭があるものですが、当然生活している人たちには解らないものです、特に喫煙される家庭にタバコ嫌いな方が入ると気分が悪くなる方がいるほどです。

この場合でも、高気密で「しっかりした換気」を行えば、僅かな換気量で省エネも保ちながら、驚きの換気効果を実感できます。
アイシネンはいろいろな意味で高性能住宅を可能にします。


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