これから目指す住まい

2013.12.25

【ポイント】
2012年12月4日施行の低炭素住宅の認定制度にともなって改正された
省エネルギー基準が広く普及・活用されることを目的に、住宅省エネルギー施工技術者・設計技術者向けの講習会が全国各地で開催されるようになりました。
やっと国が本腰を上げ抜本的な住宅省エネ化を推進することになり、建築に携わる者はもちろん住まう人々も省エネを心がけなければなりません。
今回は「これから目指す住まい」の基本をご紹介いたします。

20131225-hems-01経済産業省: 家庭用エネルギー管理システム「HEMS」概要図より

住まいの省エネルギーは3つの視点から取り組む
1 元から絶つ!  必要となるエネルギー量を少なくする  ⇒ 負荷の低減
2 効率よく使う! 効率よく少ないエネルギー量でまかなう ⇒ 設備機器の効率化+自然エネルギーの活用
3 上手に住まう! 住まい方でエネルギー消費を減らす   ⇒ 省エネ生活の実践

これからの住まい  地球に家計にそして人にやさしい 住まい(家)
1 人にやさしいとはエネルギー消費を気にせず(我慢せず)暑さ寒さのストレスなく暮らせること
2 省エネ(地球・家計にやさしい)だけでなく人にやさしい住まいが、
  これから目指すべき住まいのあり方
3 HEMS(ヘムス Home Energy Management System)
  機械的に省エネ的な住まい方を支援する道具
4 省エネで、人にやさしい住まい=家は社会的資産(インフラ)としても価値あるもの

*今までは建築による手法で建物の外皮性能をUPすること。
つまり断熱の厚みや窓開口部の断熱性能を上げることを主に取り組んできましたが、
これからは設備による手法 暖冷房・換気・給湯・照明設備を高効率化すると共に太陽光や地熱利用の創エネ化が加わり、 さらに住まう人の日常の暮らし方、開口部の開閉・設備の適切な運転及びメンテナンスが重要になります。

冷暖房の温度設定やフィルターのこまめな清掃に太陽熱を有効に室内に取り入れたり、
遮光ネット利用や雨戸の開け閉めにより、大事な熱を逃がさず余計な熱(冷気)を取り込まない行動を実践しなければなりません。

*アイシネン断熱システムの家ではわずかなエネルギーでも温度差の少ない快適な住環境を創造しますが、より省エネを図るためには住まう人の意識を変え、少しの工夫と努力でもつともつと省エネを図れると信じ、これからも普及拡大してまいります。


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