高気密高断熱住宅は本当に快適です(暑い日に読んでください)
2018.07.01
2014.03.12
【ポイント】
ウエブサイトで小屋裏倉庫を検索すると、なんと多くの方々が自分で倉庫を作って有効活用されています。
当社では暑さ対策の断熱改修で幾度となく小屋裏を調査、アイシネン断熱施工をさせていただいております。 当然築10年以上の建物が多く、小屋裏と言えば写真のような状態がほとんどでした。
中にはこのような状況で、野地板に貼りつけられた。 断熱材をすべて撤去して新たに吹付け施工をしたこともありました。 補強のために斜めに打ち付けられた板や、段違いの梁や桁に、曲がった材木が多く使われ、足場を渡しても安定しない非常に施工がやりにくいのが常識でした。
ましてや夏の時期の小屋裏は50℃以上にもなる上埃だらけで、既存の断熱材グラスウールの繊維が浮遊するとんでもない最悪の環境
ところが最近の小屋裏の状況が変わってきました。 多分プレカットや集成材の多用で、梁などが規格化され、高さが同じですっきりしているのです。 以前も軽量鉄骨の混構造では見受けることもありましたが、 最近は構造用金物の普及もあり、手刻みの現場以外は同じような整然とした傾向です。
以前も紹介しましたが、2階建で1階屋根がある建物では、お施主さが小屋裏空間をみて急遽小屋裏倉庫を依頼、作られることが多々あります。 従来のグラスウールなどによる天井断熱の場合は天井から上は外部です。 冬は屋外同様に寒く夏は50℃以上にもなる劣悪な環境で、小屋裏空間も新たに断熱を施さなければ中間期以外は使い物になりません。
断熱を施したとしてもグラスウールでは・・・・
ところがアイシネンで壁・屋根を断熱しておけば小屋裏もほぼ室内と同じ温熱環境となります。 (壁もやらないと壁から侵入した熱が小屋裏に供給され熱がこもり暑くなる) 2階の床を小屋裏に延長して床を作り天井を最高1.4mの高さで作り仕切り壁を作るだけで倉庫としてだけでなく、 この広々とした快適で落ち着いた寝室(?)としても活用出来ます。
3月に入り暮れにご依頼いただいていました床下の断熱改修下見に伺った時に屋根断熱の件もお話しすると、 「屋根は大丈夫」とのお話で・・・よくよく聞くと自分で倉庫を作って断熱も2重に敷き込まれ排熱用の換気扇まで自分で取り付けられていました。 そして、なんと3ヶ月以上にわたる施工の様子を50回に分けてブログにUPされていたのです。 (立田山電波峡 blog.livedoor.jp.tatsutayama/)
そのプロ顔負けのクオリティー高さに驚かされました。 (写真3枚はブログより拝借しました) 築20年の建物で初めから天井収納階段に3畳ほどのスペースがあったものを、 床を大幅に広げ新たに間仕切壁・天井を作り室内にあった趣味の品や子供さんのおもちゃなど沢山収納出来ることになりました。 ちなみに以前は2階の床面積の1/8未満で固定の階段も取り付けることが出来ませんでしたが、平成12年に改定され床面積の1/2未満に大幅に緩和されました。
さあ皆さん、もったいない小屋裏空間を活用下さい。