高気密高断熱住宅は本当に快適です(暑い日に読んでください)
2018.07.01
2016.06.01
【ポイント】
見えなくなってしまう壁・天井の中と今後どのように付き合っていくのかを考えました
この度、テストー社のサーモグラフィー875iを導入しました。導入の理由として、まず断熱材は体感商品でありその効果を目で確認することが非常に難しいということが挙げられます。 そして、このサーモグラフィーを導入した一番の理由は「断熱の見える化」です。 特に断熱リフォームの際、見える化によって的確な施工箇所を提案~工事をすることが可能となりました。
6/3~6/4に熊本市中央区にある児童福祉施設の屋根断熱改修を行う予定ですが、事前にサーモグラフィーによる撮影を行いました。 気温29℃度に対して小屋裏表面温度51℃という結果で、これから本格的な夏へ向けてますます温度も上昇し、輻射熱として室内へ侵入して暑さの原因となります。
建物はRC造2階建てで天井から上の屋根・小屋裏が木造です、写真の通り屋根面にも天井面にも一切断熱が施されていません。 当然 冬は寒く夏は極端に暑く、エアコンをフルに運転にしてもなかなか効かなかったそうです。
こちらがサーモグラフィーで撮影した小屋裏の状況になりますが、高温な箇所ほど色が薄白くなっています。 これを見れば一目瞭然で、どこを断熱すればいいのか的確に確認することができます。 またサーモグラフィーの撮影を用いることによって新築でも断熱欠損などの問題発見が出来るようになります。 今回の断熱改修の状況はおって報告します。
PDF版は、こちらをご覧ください。
【生環新書】「断熱の見える化-16/06/01」PDF版