換気なんて！？と云わずもっと換気システムを大事に！

【ポイント】
当社では当初から快適生活環境を創造するには気密断熱とサッシと換気が重要であると、繰り返しお話してきましたが、まだまだ換気の重要性が理解していただけない方が多いようです。

最近は現場発泡系の断熱と高性能サッシの普及採用により格段に住宅の気密性能が高まったようです。そこで益々換気システムが重要になります。
当社がアイシネンを営業し始めたころは、しっかりした換気システムが重要で、必ず運転を続けフィルターの清掃の仕方や交換まで説明してきました。
（給気口からしっかり外気・新鮮空気が取り込まれています）

2003年3月建築基準法の改正により、住宅等の居室には24時間常時換気が出来、基本2時間に1回の割で空気を入れ替える能力のある換気システムが必要となりました。
それからは、どこの家でも各居室にいろいろなタイプの給気口が付き、トイレなどに24時間換気扇と称するパイプファンが付けられるようになりました。
そして間違って運転を止めないように特殊なスイッチが付くようになりましたね。

ところが引き渡しの時点で、換気の重要性の説明はなされないまま、「寒かったり音がうるさかったら止めてもいいですよ」「電気代がもったいないですね」程度の話で終わっているようです。
実際アイシネンを施工させていただいた寒冷地にお住いの方を訪ねたとき、北側の窓が結露して困っているとの相談を受け調査すると、案の定換気扇は止め、給気口のシャッターも閉じたままでした。
（少しでも隙間があるとフィルター付の給気口からは入りません）

アイシネンで施工した家はほとんどＣ値１以下の高気密住宅になります、わずかな換気量で音も寒さも電気代も気にすることなく、空気を入れ替え室内の空気質を改善し、結露の発生を抑える働きがあります。また、カビや花粉など目に見えない胞子なども排出することが出来るのです。
（わずか2か月足らずで給気口のフィルターでさえこの状況です）

アイシネンの家にお住いの方は、給気口・換気扇のフィルターを見てください。
2ヶ月程度でフィルターが真っ黒になります、つまりいかに汚れた空気をきれいにしているかの証です。
メンテナンスもお忘れなく。ただ気候の良い時期に換気・エアコンを止めて窓を開け放して、思い切り外の空気を取り入れることも良いものです。
（室内に浮遊するハウスダスト・カビ・ダニの糞などなどを　排気ファンに集塵され室内の空気をきれいにします）