断熱の重要性を再考する① 後悔しない家づくり

2014.07.04

【ポイント】
2020年の省エネ基準適合義務化を国がアナウンスし始めた事で、消費者の意識が高まり、 遅ればせながら、ビルダーさんも「どげんかせんといかん」とアクションが始まったようです


日経BPのアンケート調査によると

A「この先2年以内に建築予定」300人と
B「過去2年以内に建築した人」300人への
意識調査結果によると、家を建てる際重視する条件として「省エネ」 「健康」 「環境」 のポイントが2年前と比べてさらに高まっていました。


Aグループの今住んでいる家から新しい家に要望することは温暖地域を含め、 「寒さ対策」がトップ、当社が創業当時から発信し何度も取り上げてきた「暑い」「寒い」「結露」が安定? して家の悩みワースト5にランクインしています。そしてこのような悩みの少ない家にするため断熱性の向上のために 許容できるコスト増は約100万円ということです。


一方、Bグループの後悔している性能の上位は、光、熱音、湿気など目に見えない性能です。 希望する住環境の為にかけるコストは、「冷暖房設備の省エネ性能」に85万、断熱性能に95万ということです。 最近はサッシ類も良くなって、これだけ意識の改善がなされたはずなのに、 しっかりした「気密・断熱」が軽視されて、Bグループの建て主のように建築後に後悔されている方々が多い現状を大変残念に思います。


そこで、お節介すぎるくらいの啓蒙活動の必要性を感じています、特に今は大きな転換期にあります。 省エネ基準に満たない家は、5年後には不適合な家となりそうです、家の資産価値を守るという観点からも、 さらにもっと断熱性能の重要性をお伝えしていきたいと考えています。 それと同時に『快適生活環境をクリエートする』という 理念に立ち返り、生環システムとして工務店さん・消費者のために何ができるか再考する所存です。


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