質の良い暖房とは

2011.10.20

【ポイント】
つい先日まで暑くて暑くてたまらず、節電の呼び掛けもあって、クールビズグッツを活用しながら暑さ対策をしていたのに、もう寒さ対策を考える時期になってしまいました。

111020-01この写真は、4年ほど前から急速に広がりだした土壌蓄熱式電気床暖房システム「サーマ・スラブ」の施工写真です。
なかなか、サーマスラブの施工を見る機会がなく、設計事務所さんより拝借いたしました。山砂に敷き込み配線された電熱パネルに再度山砂をかぶせ、砕石・防湿フィルム・ベタ基礎コンクリートになります。その後アイシネンなどによる基礎断熱工法により、玄関ホールを含め 家全体の床をほんのりと暖め全く 温度差のない快適な生活環境を造ります。

111020-02次は当社でも取り扱いお勧めしている、蓄熱式電気暖房器です、夜間電力でケーシング内のレンガに蓄熱し1日中輻射熱で壁や床をほのかに暖め、本体の下からファンにより温風を出し、ある程度の温度制御も可能です。 この2点の暖房システムの特徴は輻射熱による陽だまりのような暖かさと、深夜電力を利用するためランニグコストが安いことです。
エアコンなどの暖房に比べ上下の温度差が少ないことも大きな特徴になります、もちろんファンヒーターなどのように室内の空気を汚したり、火災ややけどなどの心配もなくなります。 なにより、高齢化が進む昨今、灯油の購入・保管・給油などの手間が全く必要ありません。

最近ジオパワーシステムなど地熱を利用する新たなエコシステムも広がりを見せていますが、基本は気密と断熱にサッシ・24時間換気システムまでトータル的に考えなければ、どんなに優れた暖房システム・器具でも使い物にならないことを、十分に配慮ください。
この蓄熱式電気暖房器とIHヒーターの組み合わせにより、エコキュートを設置しないでもオール電化扱いの電力料金割引対象となります。


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