高気密高断熱住宅は本当に快適です(暑い日に読んでください)
2018.07.01
2006.04.05
アイネシンと在来工法の比較検討
……なんと!……アイネシンは1.5倍~2.0倍のお得度
『アイシネンと在来の断熱材で施工した場合、具体的にどれぐらいの省エネがはかれるのか?』という質問をたくさ んいただきます。
アイシネンとグラスウールで施工した住宅で一年間の冷暖房費データを入手しました。かなりの差が出ています。概 要を紹介いたします。
次世代省エネをクリヤーする断熱の厚みを確保し、しかも気密度(C値)1.5を実現した場合の検証です。なお、X邸は 通常九州で施工される程度の施工方法で、B邸は気密シートを貼りかなりの手間、費用をかける施工方法ですが、将来は断熱材の沈下等々で費用が増える危険性をはらんでいます。
A邸 | B邸 | X邸 | |
完成 | 平成13年5月 | 平成11年4月 | * |
空調面積 | 112.2m2 | 113.2m2 | 139m2 |
室内温度 | ――冷房時26℃、暖房時22℃―― | ||
換気量 | 133m3 | 133m3 | 133m3 |
断熱仕様 | |||
屋根面 | アイシネン | GW150mm | GW100mm |
120mm | +BVS | ||
外壁面 | アイシネン | GW100mm | GW75mm |
89mm | +BVS | ||
床面 | アイシネン | GW150mm | PEF50 |
60基礎 | +BVS | ||
外部開口部 | 断熱樹脂サッシュ | 断熱樹脂サッシュ | アルミサッシュ |
ペアガラス(Low-E) | ペアガラス(Low-E) | ペアガラス | |
C値 | 1.5 | 1.5 | 3.0 |
居住人員 | 4 | 4 | 4 |
冷暖房気能力 | 11.2kw | 11.2kw | 14.0kw |
冷暖房費 | ¥69,758/年 | ¥101,526/年 | ¥147,500/年 |
月平均 | ¥5,813 | ¥8,711 | ¥12,292 |
A邸とB邸の年間料金の差額 ¥31,768 (10年間では¥317,680) | |||
A邸とX邸の年間料金の差額 ¥77,742 (10年間では¥777,420) |
換気装置は3軒とも同じメーカーの全館冷暖房換気システム、顕熱型熱交換機、24時間365日運転。X邸はかなり古い住宅であるので気象データは1980/1984の東京の平均データを採用、外気温25℃以上冷房運転、12℃ 以下暖房運転として試算しています。(GW=グラスウール、BVS=ベイパーバリヤーシート、PEF=発泡ポリエチシート)GWとアイシネンの施工金額の差は、約7年程度で解消できるとおもわれますが、なによりも快適な生活環境と結露をなくして家を永く保つことが1番ではないでしょうか。