高気密高断熱住宅は本当に快適です(暑い日に読んでください)
2018.07.01
一気に冬らしい気温まで下がり、家の中が非常に寒いと感じている方も多くなってきたのではないでしょうか。現在、夏場の熱中症による死者などはニュースに多く取り上げられますが、
冬場のヒートショックによる死者はニュースで取り上げられることはあまりないと感じています。
先日もあるセミナーで話をさせて頂きましたが、家の中でヒートショックによって亡くなる方が、左図の様に非常に多いという事を改めて知って頂きたいと思います。
入浴中の溺死が多いのですが、それはなぜ起きるのかというと、温かい部屋から脱衣所で衣服を脱いだりする際、数十度の温度差が生じ血管が収縮して一気に血圧が上昇します。
その状態で40度以上のお風呂へ入ると今度は血管が拡張して血圧が急降下し、そのショックで失神や心筋梗塞を起こしてしまう事が一番の原因と言われています。
また、これから高齢化社会がもっと進めば、この事故もまだまだ増えてくると予想されます。
当社にご依頼頂いたお客様も、左写真の様に断熱材が床下に入っていなかった為、クッションを敷き詰めて対処しておられました。
本当はインナーサッシまで取付ける予定だったとの事ですが、地震で外部の補修に予算を使ってしまい床の断熱改修で精一杯だったとの事です。
この物件については無事に施工が完了しましたので、追って報告させて頂きます。
安心して暮らしていくはずの家に大きな落とし穴があるという事を、より多くの人に知って頂きたい思います。