アイシネンフォームの吸音~防音

2016.07.16

【ポイント】
瓦屋根からガルバ・コロニアルへの全面葺き替えは注意が必要!

160716-1
今回の熊本地震で屋根の復旧作業が進んでいますが、業者が全く足りず数ヶ月から一年待ちという言葉も耳にします。
そんな中、瓦から損壊が少なかったガルバリウム鋼板や、コロニアルに全面的に葺き替えるところが俄然多くなりました。しかし注意が必要です。
なぜなら、ガルバ、コロニアルは瓦屋根に比べると小屋裏~室内が非常に暑くなります。
私自身、実家の屋根がコロニアルで、無造作に天井に置いてあるグラスウール位では、夏場の日中は暑くて2階に居られないほどでした。

160716-2
また、暑さももちろんですが雨音も響くようになり、防音にも気を使う必要があります。
地震対策で屋根を軽くして終了ではなく、その他の快適性を維持するためにも「断熱材」までしっかりと選ぶ必要性があると考えます。
左写真は自宅ベランダの掃き出し窓から激しく雨が降っている時を騒音計で測定した数値です。
57.2dBと表示されていますが、トリプルサッシの窓を閉めて室内を測定すると・・・

160716-3
LOと表示されて測定できませんでした。それほど静かという事です。
自宅の屋根はガルバリウム鋼板を採用して、その下にアイシネンを吹付けしました。
多少の雨では全く雨が降っていることにも気付かず、玄関を開けて初めて雨に気付くことがほとんどです。
実際に家を建てて住んでみて大切に思ったこと、それはやはり「快適で住み心地がいい」という事そして何より震度7の大地震にも十分に耐えられるしっかりした構造体が一番!

PDF版は、こちらをご覧ください。
【生環新書】「アイシネンフォームの吸音~防音-16/07/16」PDF版


↑TOP