アイネシンと在来工法の比較検討

2006.04.05

アイネシンと在来工法の比較検討
……なんと!……アイネシンは1.5倍~2.0倍のお得度

『アイシネンと在来の断熱材で施工した場合、具体的にどれぐらいの省エネがはかれるのか?』という質問をたくさ んいただきます。
アイシネンとグラスウールで施工した住宅で一年間の冷暖房費データを入手しました。かなりの差が出ています。概 要を紹介いたします。
次世代省エネをクリヤーする断熱の厚みを確保し、しかも気密度(C値)1.5を実現した場合の検証です。なお、X邸は 通常九州で施工される程度の施工方法で、B邸は気密シートを貼りかなりの手間、費用をかける施工方法ですが、将来は断熱材の沈下等々で費用が増える危険性をはらんでいます。


A邸 B邸 X邸
完成 平成13年5月 平成11年4月
空調面積 112.2m2 113.2m2 139m2
室内温度 ――冷房時26℃、暖房時22℃――
換気量 133m3 133m3 133m3
断熱仕様
屋根面 アイシネン GW150mm GW100mm
120mm +BVS
外壁面 アイシネン GW100mm GW75mm
89mm +BVS
床面 アイシネン GW150mm PEF50
60基礎 +BVS
外部開口部 断熱樹脂サッシュ 断熱樹脂サッシュ アルミサッシュ
ペアガラス(Low-E) ペアガラス(Low-E) ペアガラス
C値 1.5 1.5 3.0
居住人員
冷暖房気能力 11.2kw 11.2kw 14.0kw
冷暖房費 ¥69,758/年 ¥101,526/年 ¥147,500/年
月平均 ¥5,813 ¥8,711 ¥12,292
A邸とB邸の年間料金の差額 ¥31,768 (10年間では¥317,680)
A邸とX邸の年間料金の差額 ¥77,742 (10年間では¥777,420)

換気装置は3軒とも同じメーカーの全館冷暖房換気システム、顕熱型熱交換機、24時間365日運転。X邸はかなり古い住宅であるので気象データは1980/1984の東京の平均データを採用、外気温25℃以上冷房運転、12℃ 以下暖房運転として試算しています。(GW=グラスウール、BVS=ベイパーバリヤーシート、PEF=発泡ポリエチシート)GWとアイシネンの施工金額の差は、約7年程度で解消できるとおもわれますが、なによりも快適な生活環境と結露をなくして家を永く保つことが1番ではないでしょうか。


↑TOP