大規模改修にアイシネン

2017.05.15

去年の熊本地震で大きくダメージを受けた物件の改修工事にアイシネンが採用されました。施主様からの要望はとにかく「冬は暖かく夏は涼しい家」。

断熱材メーカーを決めきれずにいた時にご縁あり、当社のアイシネンを採用頂きました。

しかし、内部の解体を行ってみるとダメージを受けている箇所が多くあり、また雨漏りと結露によっても多くサビを発生させていました。

冬はとてつもなく寒く、夏は猛烈に暑かった体験から断熱効果の高い断熱材を使うと決めておられたようです。

上写真は最初の打合せ時の写真ですが、断熱材は全くなくスラブ下が結露を起こし、サビを発生させ、その水滴で天井にシミが出来ている状態でした。

それを見た設計者、施主さんはこの錆が進行しないのかと心配になられましたが、2014-12-Ⅱのミニ情報でも触れたように、

アイシネンに覆いつくされた箇所については、高いエアバリア性によってサビの発生はないと伝えました。

しかし、念の為にダメージの大きい箇所に関しては防錆処理・鉄骨の補修を行い、また雨漏りの補修工事を終了させてからの施工となりました。

アイシネンを吹付けて雨漏りを止めることは出来ませんが、快適性はもとより結露を止め、雨音からの高い防音性も期待されますよと伝えると非常に喜んでおられました。

微力ではありますが、熊本地震で被害に遭われた方へこの様な形でお手伝いを続けて参りたいと思います。


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