断熱と遮熱

2017.06.01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近年、遮熱材が多く販売されるようになり、遮熱を売りにされている住宅メーカーさんも出てきました。

その中でも代表的なものが「遮熱シート」ではないでしょうか。従来の透湿防水シートの外部面にアルミ加工をし、輻射熱を反射させるというものです。

一般的に考えると、アルミは熱伝導の高い製品ですがなぜ、この様な使われ方をするかというと、安価で比較的加工がしやすく輻射熱の反射率が高いからです。

消防士の保護服もアルミ箔で覆われているという点からも納得して頂けると思います。

しかし、熱の伝わる3大要素の伝導・対流・輻射の全てをカバーできるわけではありません。

伝導から言えば、断熱材自体の熱橋を少なくするため密度は出来るだけ低く熱伝導率の低い製品。

対流については気密はもちろん、断熱材の空気透過量の低い製品を使う。

最後に輻射熱については遮熱材を使用し、輻射熱の正体である電磁波を反射させることが重要になってきます。

つまり、断熱と遮熱を上手く組み合わせることで断熱性の高い住宅が出来上がるという事になります。

これからの季節、屋根からの輻射熱が猛烈に室内へ降り注ぐようになりますが、新築の場合は屋根面へ遮熱シートを貼ることによってこの輻射熱を軽減することが可能とります。

また、科学的根拠はありませんが既築の屋根面へ当社のアイシネンを吹付けることによって、輻射熱を軽減するという体験談は多く聞かさせて頂いています。

これから本格的な夏へ向けて暑さ対策の一環として屋根断熱リフォームはお勧めです。


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