結露とカビの大問題……かび臭かったら大問題です

2007.04.01

「回転寿司」日本はもちろん海外まで進出するような、新しい形の食文化を形成し市民権を得たシステムとなりました。最近の店では回転する皿の上に透明のカバーが載せてあるようです。
このカバーは衛生上のこともありますが、大きな目的は寿司ネタやシャリが、出来るだけ乾燥してパサパサにならないようにすることです。その他に、店内の湿度を上げて乾燥を防ぐ手当てをすることも多いようです。
ここで、問題なのは冬場に室内の湿度を高くして暖房していると、外部に面する壁面やガラス面に結露を発生することです。このような店舗では住宅のようにペアガラスや断熱サッシュを使うことはなく、結露発生も多いようです。
それでも、サッシやガラスの表面が濡れる分は気を付けてふき取れば良いのですが、壁体内で発生すると大変厄介です。

先日ある回転寿司屋さんに伺いましたが、壁面に結露によるカビを発生させ1部壁を破って中を覗くとカビだらけとなっていました。グラスウール断熱が施工してありましたが、壁内に手を入れるとすごい風の流れを感じました、このような状態では全く断熱の意味を成していません。結露が起きてカビが発生しても当然と言えるでしょう。

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鉄骨造の壁断熱は大体似たようなもので、写真のように全く断熱材が入っていなかったり、グラスウールが垂れ下がって下のほうに沈みこんでいます。
また、天井の上の断熱も写真のような感じです、当初は完璧に施工された場合でも、点検口周りはすぐにこのような状態になり、全く断熱の用を成していません。
このような食事をするところで、カビを発生させカビ臭かったら大問題です
寒冷地と温暖地・山間部の地域差だけでなく、建物の使われ方、温泉施設や今流行の岩盤浴など通常の温度・湿度環境と違う場合は特に注意が必要です。
断熱は壁内や床下・天井内と後では簡単にやり直しが出来ないものです、設計段階や施工前にぜひ検討ください。

アイシネン断熱は原則外部に面する壁と屋根下地に吹きつけ断熱し、天井内(小屋裏)も室内と同じ環境にするため、空調機や換気扇などの天井取り付けも容易で機器類の寿命を延ばし、故障の場合もメンテを楽に行うことができます、またダウンライトなどの取り付けも全く問題ありません。
この様なことにお気づきならば、弊社 生環システム (Tel096-339-5202) までご連絡ください。


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