住宅の地盤沈下について

2007.11.13

【ポイント】
11月11日(日)のTV「夢の扉-マイホーム修復大作戦」の放映を見て、地盤沈下を考える。

仕事柄先週日曜日のTV「夢の扉」をご覧になった方も多いのではないでしょうか?
「マイホーム修復大作戦」の見出しで、自分もビデオに録画しながら見ました。

地盤沈下による家の傾きを最新の技術で修復するといった内容です、一般的に修復工事はサンディング試験などで地盤の支持層を調査して、10m以内に支持層がある場合には、部分的に基礎の下を1m程度堀上て、鋼管杭60cm程度を建物の荷重を利用し、ジャッキを使って溶接しながら継ぎ足して打ち込んで持ち上げるものです。
工期も1ヶ月、費用も800万以上かかると言われていますが、今回の工法は当社がアイシネン断熱として使用する原材料の「イソシアネート」と「ポリオール」をベタ基礎に穴を開け混合注入して、発砲圧で基礎ごと家を持ち上げるものです。工期も3~4日で費用も300万程度で済むそうです。
確かに、ドアーや窓が完全に閉めることが出来ず、ゴルフボールや椅子までが勢いよく動くほど傾いた家が住まわれたまま、みるみる修復され仕事に住人は感激・大変喜んでおられました。
我々のアイシネンも使い方次第ではまだまだ可能性があるような気がします。
しかし、今回の修復はあくまで応急的な作業であり、軟弱な地盤では2~3年先で再び沈下する恐れがあります、また地震でも起こればすぐに傾くことにもなります。あくまでこのリスクを充分に依頼人へ知らせ、納得の上で施工にかかるべきです。

071123-kankyosyo

当社のグループで地盤調査・沈下修復を手がけ、損害保険会社が保障する工法があります。詳しい内容を知りたい方や案件がございましたなら、当社までご相談ください。


↑TOP