クレーム( 続-床断熱 )

2008.12.01

【ポイント】
ある工務店の依頼で築3年の住宅にお住まいの床下の調査に出かけました。
お客様は、「我が家は寒い」「ほかの家と比べてとにかく寒い」とのお話です、早速床下にもぐり断熱状況をチェックしました。

081201-yukadan01

写真のように大引きに断熱取り付け金物でほぼ問題なく施工。

ユニットバスの下まで行くと残念ながらユニット廻りの内壁との隙間対策はなにも行われていませんでした。
調査結果をお客様に説明して「通常の工務店さんとしては(高気密工断熱対応を除く)かなり良い施工をされていると思います」と説明したところ、お客様は寒さが気になりだし て、床下に何度ももぐり時間をかけて断熱状況をチェックしたそうで、図面に3ミリ5ミリと隙間の開いているところを記入、手で触ったら簡単に動く状態で、デタラメナ施工で、ハウスメーカーさんに不信を抱き夜も眠れなかったそうです。

私たちの話を聞かれて、「かなり安心しました」との感想でした。
ハウスメーカーさんは、アイシネンで床下断熱を行った場合は、その費用を負担すると言うことで現在協議中です。
もし、壁の中や小屋裏の繊維系の断熱状況を、もしお客様が見られたらなんと言われるか戦戦恐恐で、誠意を示し問題解決にあたられたものと思われます。
過去の一般の施工状況を知る我々としては「かなり良い施工をされていますョ」としか言えませんが、しっかりした断熱効果が出ていればこのように床下の調査にまで至らなかったでしょう。

私たち団塊の世代の人間は、冬は寒く夏は暑いのが当たり前でした、しかし、現在家を新築される世代は、それなりに住み心地の良い家で過ごされ、廻りにも外張りや高断熱 の家も多く、体感する機会も増えた為、「新築の家でなぜこんなに寒いのか?」と不満が募ります。
予算の問題が1番ですが、何をポイントにするかによって予算を配分しなければ、立派な玄関に豪華なキッチンや浴室が揃っいるのに、住めない・居心地の悪い家ではどうし ようもありません。

つい最近になって、ユニットバス廻りの断熱欠損の問題も重要視されるようになり、メーカーさんからも対応の製品が販売されてきました、以前は全く無視されていた床断熱 ですが、キソパッキンの普及により床下換気が改善された分、ユニット廻りの断熱欠損が大きくなり結露問題にも発展する恐れもあり、クローズアップされてきました。081201-yukadan-02

アイシネン断熱の場合は原則基礎断熱がメインになりますが在来の床断熱を採用される場合は壁断熱時にユニットバスのベースを先に据えて頂き、写真のように養生して、隙間を埋め断熱することもあります。081201-yukadan-03

工務店さんによっては、ユニット部の基礎廻りのキソパッキンをつぶし部分的に基礎断熱を行い人通行をスタイロフォームや既製品を使って塞ぐところも多くなりました。

クレームにつながることもあります、もう1度断熱について検討下さい。


↑TOP