熱橋(ヒートブリッジ)

2008.12.14

【ポイント】
読んで字の如し熱の橋、つまり金属やコンクリートなどの熱の伝わりやすい物が外部と室内に直接つながる様な状態を表します。

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最近の木造建築物では構造の強化・補強を図るために
構造用金物を数多く使われるようになりましたが、
繊維系の断熱材で天井断熱の場合小屋裏は外部扱いになるので、
全く無視されてきました。

しかし、アイシネンのような屋根断熱の場合は
小屋裏も室内と同じ環境になる為、当然冬場は天井内も
室温とほぼ同じで20℃程度になります。
 (アイシネン吹きつけ結露防止)

外気温が低温でボルトが冷やされると、室内の熱と触れ合うことになり、
僅かながら結露を繰り返し木材を傷めることになります。
熊本市内など暖かいところでは特に問題になることはないと思いますが、
阿蘇・久住など寒冷地になれば要注意です。
このような構造用の金物が壁の中にあって
繊維系の断熱材で施工する場合は如何でしょうか?
アイシネンなら金物を完璧に包み込んで問題なく断熱が可能です。

次の写真はベランダの下で、雨どいが室内を抜けて外部に配管されています。
ビニール管の中は外部になり、冷たい外気や雨が流れれば、
いかに熱が伝わりにくい材質でも熱橋により結露の発生を引き起こし、
熱損失もおこります。

従来の断熱施工では、ベランダの下は何の処理もされていないのが当たり前です。
釘が貫通してむき出しになっていると、
熱橋による結露の原因にもなり、
釘がさびてボロボロで構造用金物よりもっとリスクがあり危険です。
住み心地はもちろん、家の寿命を延ばしメンテナンスの省力化のために
もしっかりとした
断熱工事「アイシネン気密・断熱・遮音システム」をお勧め致します。


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