小屋裏の惨劇1

2011.09.19

【ポイント】
今年の夏も暑さ対策で何度も小屋裏に上がりましたが、いろいろな惨劇を目にしました。
しっかりした仕事をしてありましたが、グラスウールなどでは土台無理で、成型物でもやはりだめだったようです。

110919-01鉄骨+木造の混構造の事務所兼店舗の小屋裏です。
店舗の1室を定温(14℃)倉庫として使っていらっしゃいますが、グラスウールをぎっしりと隙間なく敷き込んでその上にスタイロフォームを乗せてありました。

残念ながら、小屋裏の50℃以上にもなる温度と、室内の温度14℃の大きな36℃もの差で結露を防止することは出来ませんでした。

天井裏に結露水がたまり、天井から雨漏れ状態になりスタイロフォームとグラスウールを組み合わせなんとか結露を止めようとの試みでした。

110919-02上のオフィスビルの内部です。

しかし、残念ながら結露はひどくなるばかりでした。
断熱材をはがすと真っ黒なカビが天井裏に一面繁殖天井の水を拭きあげた雑巾は真っ黒で、カビの繁殖力には驚かされました、そして作業員はそのカビの影響で2日 間咳に悩まされました。

定温倉庫の上部のグラスウールとスタイロフォームをすべて撤去、濡れたGWは産廃処分。

110919-03雑巾で拭き上げ、送風機をあてて乾燥を試みましたがあまりの温度差で結露が止まらず・・・・・
アイシネンで吹付け断熱するところを乾いた雑巾で拭き上げながら施工することにしました。
外部に面する壁の隙間や内間仕切りの壁の隙間にも出来る限りアイシネンを吹き込みました。

多少湿った状態でも小屋裏が乾燥していれば、天井面も徐々に乾燥していきます。
そうアイシネンは拡散による蒸気の移動が可能です、つまり湿度(蒸気圧)が高い方から湿度(蒸気圧)が低い方へ、乾燥している方へ移動し徐々に小屋裏の湿度と同じになって乾燥していきます。
アイシネン100ミリの厚さで隙間なく断熱することで結露は間違いなく防ぐことが出来ます。

110919-04このように極端な温度差があると、断熱に不備があればすぐに結露水が表に出て対応が出来ることで、構造体の損傷にまで至りませんが、壁の中で徐々に結露が発生し 目に見えず繰り返しているところでは、構造体が腐り、また白蟻を呼び寄せ、気が付いた時には倒壊の危機に至るようなことになりかねません。

あとの祭りにならないようにアイシネンを使いましょう。


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