高気密高断熱住宅は本当に快適です(暑い日に読んでください)
2018.07.01
2012.12.02
【ポイント】
11月初めより施工させていただきました中九州クボタ本社棟のアイシネン断熱工事が延べ13日を 費やして無事終わりました。
本社棟の物品庫を除く事務室約1000㎡と1部壁断熱施工
屋根下地材木網板と軒開口部の断熱下地遮熱シートにアイシネン50㎜吹付け断熱RC壁にはポリスチレンフォーム打ち込み
壁はRC造で小屋裏(天井で隠れる部分)は鉄骨造です。
写真に見える小屋裏の壁の無い部分は消防上問題なければ、特に塞ぐ必要はなく天井や軒天井内に隠れてしまい開いたままになります。
そうです断熱材を天井に敷き込む施工であれば通常このような施工になります。
ただ界壁など防火上問題のある箇所は防火上有効な壁材で塞ぎ開口を完璧に塞ぎます。
鉄骨の梁やブレスに電線管が貫通するところは大変な手間を払って塞ぐことになります。
今回はアイシネンによる屋根断熱です、当然コンクリート壁面と屋根下地面まで隙間を無くして連続した断熱を行うことが重要です。
写真のように鉄骨の梁はもちろんダクトから電線管にブレスと多くの横断があります。
そこでコンクリート天端と屋根下地の空間を遮熱シートを使って塞ぐことになりました。
スプレー糊や両面テープ・ガムテープなど使って完璧に塞いでいきます。
軽量鉄骨溝型鋼もほぼ400ピッチで横断しているため、アイシネンをあらかじめ溝より若干大きめにカットしておき詰め込んでいきます。
わずかな隙間でも高圧スプレーガンで吹き出されたケミカルが屋外に飛び出てサッシや車までも汚す事になります。
アイシネンの施工は断熱吹付け面の塞ぎと仕上げ材の養生が大変重要になります。
すべてが高所作業となり、安全第一に施工を進めていき、無事に約束の工程日までに完了することが出来ました。
通常開口部の塞ぎ・吹付け下地は別途工事ですが今回はあまりにも取り合いが多く、 このようなシート塞ぎをされる業者さんも居ないことから当社で責任を持って行いました。
700幅もある開口を下地もなく仕切りを作ることは考えられませんね。
ところがペラペラの薄い遮熱シートなどにアイシネンを吹付けることにより、 シートと一体の断熱の壁を作り優れた自己接着力により絶対に剥がれることなく、建物がある限り気密・断熱効果を発揮します。
今回は屋根全面に遮熱シートを敷き込まれましたがアイシネン断熱のないエリアもあり竣工後の温度差作業環境の違いが大変楽しみです。 そして採用頂きました。
設計事務所さん関係者に感謝!