普通の家でこの時期冬の室内温度測定

2014.01.16

【ポイント】
今まで何度も気密・断熱(アイシネン)が良くて高品質なサッシ(ペアガラス+樹脂など)使った家は上下及び各部屋との温度差が少なく住みやすい事をアピール・紹介して参りましたが、在来の家(1990年代ほぼ20年経過した家)ではどれくらいの温度差が出るのか検証してみました。


築22年、壁・天井にグラスウール50ミリが入りアルミサッシの当然シングルガラスで在来工法の木造住宅です。
エアコンを21度で設定し室温がほぼ19度になった時の測定 (2014年1月15日朝8時半頃 熊本市北区)


天井面の温度   17℃
雨戸にアルミサッシ+レースカーテンに厚手のカーテンの温度   18℃
カーテンより天井面の温度が低いのが気になりますが、まだまだ室内の温度が上がる前の測定の結果と思います。


朝日が当たる東側のブラインドが下りたガラス面の 温度    26℃
さすが太陽の力、寒い時期は出来るだけ日光を室内に取り込むことで、室温を上げエアコンの運転を押さえ省エネに貢献します。( 陽が陰ってきたら雨戸・カーテンを閉める事 )


エアコンの吹き出し側の床面 温度  13℃
この時点での天井面と床面の温度差は4℃程度ですが、室温が上がれば上がるほど温度差は大きくなります。


廊下側のドア近くの床面温度  7℃
なんとこちらの上下の温度差は10℃にもなりました。
ドアの隙間から廊下側からの冷気の影響が大きいと思いますが、エアコンの暖気が届きにくい事も考えられます。


暖房のない廊下の壁面の温度  7℃
局所暖房の典型的な温熱環境です、居室から廊下に出ると朝や夜など普通に10℃以上の温度差があります。
当然トイレや脱衣室・浴室なども同じことです。そこでニュースにもよく取り上げられますがヒートショックによる脳溢血などの死亡事故が起き、 交通災害よりもずーと多いのです。


暖房のない廊下のガラス面の温度  4℃
本日の熊本市の最低気温は0℃でこの時間の外気温は2℃でした。
なぜかアイシネンで屋根から壁を断熱し床や基礎断熱のポイントを押さえ、高性能なサッシを使い 、しっかりした24時間換気があれば、暖房を入れていない廊下やトイレまでが暖かく温度差が少ないと言われます。 寒冷地の阿蘇などに吹き抜けの家を作る馬鹿はいないと言われていましたが、何軒も吹き抜けの家に採用いただいて快適に住まわれていることを聴いています。
アンビリーバブル!


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