冷房・除湿について

2014.09.16

【ポイント】
今年の夏は冷夏と言われ昨年の夏に比べると幾分しのぎやすかったかもしれませんが、湿度は史上 最高と言われるほど高く、不快指数的には大変でした。


そこで除湿機が大活躍、ただ移動式の除湿機は熱が発生するので夏場は使いたくありません。
暑い夏の時期は冷房運転が常識ですが、急激に冷やしていくと、除湿できないまま湿気の多い冷風となります。
そのまま室温を下げていけば、相対湿度は上がり湿度の高いベタベタとした不快な室内環境となります。


最近のエアコンには再熱除湿・衣類乾燥及び弱冷房除湿運転切り替えモード付きがあります。
梅雨や暑い時期の運転は絶対弱運転除湿モードで、湿度を下げながら徐々に冷やします。
冷房運転で急激に冷やすよりずーっと電気代を抑えることができます、そして風自体がドライなので心地よく感じます。

直射日光の当たるバルコニーや壁面の表面温度は60℃以上にもなり室内へ輻射熱として影響します。当然屋根面も70℃近くなり天井面から室内に暑さとして感じます。

我が家・我が事務所ではほぼドライ運転ですが、この情報を配信するにあたり、冷房運転でのデータ・体感を記録しました。
快晴で湿度も低く気温の割にはしのぎやすい日
9月9日(火)
   時間    室温    湿度%
   13:38   30.8℃   62%
冷房運転を28℃設定で運転開始
   13:51   30.3℃   65%
   14:16   29.5℃   68%
   15:27   28.9℃   69%

結局26℃設定の冷房で一旦1℃下がったものの日射の熱負荷に追い付かず、再び28.9℃の71%まで上昇、いつもの除湿運転が有利であることを実証・体感しました。

約2時間が経ちましたが室温もあまり下がらず湿度は7%上昇し非常に不快です。26度に下げてみました。
   16:34   28.0℃   67%
16:30くらいから少し凌ぎやすくなりましたが、17時くらいから温湿度は変わらないのに、非常に暑く感じるようになりました。
実は事務室の窓・壁面は南西を向いているため、壁面が直射日光で焼けて輻射熱の影響で暑く感じます。 23年前の家で壁の通気層もなければ断熱材もグラスウールでは仕方ありません。
アイシネン断熱に樹脂製のLow-eガラスサッシであればもっと過ごしやすいはず。


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