第三種換気による熱損失にいて

2016.02.02

【ポイント】
第三種24時間換気で室内の熱を空気としてどの程度入替えてしまうのか検証しました。

160202-124時間換気の第三種式(自然給気機械排気)の場合、せっかく暖めた空気まで全て2時間に1回入替えてしまうのですか?という質問をよく受けます。 そこで、実際に左写真の床下エアコン+アイシネン+トリプルサッシを使用した住宅でエアコン周りと2階天井の温度を測り検証してみました。

160202-2第3種換気とは機械で排気する分だけを自然に空気を取り込む方式です。左写真が給気口になり開口調整ができますが、新築時は全開にしておくことをお勧めします。 稀に右写真の換気扇の電源を電気代が勿体ないという理由で止められている方が居ますが、空気が入替らないことと、結露の原因になるのでこれは厳禁です。。

160202-3まずエアコンの設定温度ですが、先日の寒波が来た際に一旦24℃まで上げましたが、2階に寝ている子供たちが暑いと言っていたので、再び20℃まで設定温度を下げています。 (これでも寒くありません)赤外線温度計でエアコン周りの温度を測るとエアコン設定温度と同じ20℃と表示されました。
それから北西天井面の温度です。20℃設定に対して19℃で1℃の差しかありません。

160202-42階はエアコンの設置もしていないので相当優秀な温度と思います。19℃でも顔と足元の温度差がなければ不快感を覚えることもありません。 第3種換気で実際に生活していても自然給気の冷気を感じることもなく快適です。 あくまでも個人差はありますが、高額でより電気を消費する第1種換気(熱交換)まで入れる必要性はないと考えます。 (建坪32坪の総2階住宅が玄関ホールを除くすべての空間がほぼ19℃以上です)


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