続! 床下エアコンについて

2016.02.15

【ポイント】
前回よりお伝えしている床下エアコンのメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

160215-1【メリット】
・32坪の住宅に対して、エアコン1台で全体が暖まり、一階・二階の温度差がほぼない。
(あくまでもアイシネン断熱・高性能サッシが重要)
・エアコンを付けっ放しの状態でも、4人家族の1月分の電気代は9千円程度であったこと。
・室内干しでも驚くほど洗濯物が乾く。
・家全体が乾燥気味になるので水回りのカビの発生が全く見られない。
・室内にエアコンが見えないので、内装をスッキリと見せることが出来る。

160215-2【デメリット】?
一点注意が必要で、エアコンやガラリのフィルターに多くホコリが付着します。
(写真は掃除後約3週間分)入居前に床下空間は全て掃除機で掃除していてもこの状態になってしまうので、月に最低2回はフィルターの掃除をすることが必要です。

160215-3フィルター掃除の際ガラリ等が邪魔で掃除をしにくいのでは?と思われがちですが、左写真のように、上部の木天板を簡単に取り外し出来るように設計したので、簡単に取り出してフィルターの掃除をすることが出来ます。
フィルターに多くホコリが付着するということは、室内に浮遊するホコリを吸塵し室内空気をきれいにしていることになり、結果室内の綿埃が少なくなります。

160215-4最後の一工夫で、床面へガラリを設けています。 この意味は、床下の湿気を室内側へ移動させるためです。新築後の1~2年間はコンクリートの水分が放出され、床下空間は湿気が多く存在します。
それを床下エアコンで半強制的に乾かし、カビの発生を防ぐようにさせています。床の色に合わせたガラリを使えば、気になるほど目立ちもせず、湿気対策にはお勧めです。
当然床下と室内が一体となるので、防腐剤・防蟻剤は人畜無害のものを選定しました。


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