折板屋根の結露対策

2017.02.01

駐車場の屋根から工場等の屋根まで、数多くの建物に使われている折板屋根ですが、冬場に結露を起こしやすいという弱点があります。

そこで結露対策としてペフという断熱材が裏面に貼り付けてありますが、小屋裏内など紫外線に当たりにくい場所では結露防止の役割を果たし、剝がれにくいと認知しています。

しかし、駐車場等の屋外になると話は別です。早い所では10年も経てば経年劣化によりボロボロに剥がれ落ちてしまいます。

一度剥がれ落ちると補修は出来ず、屋根をもう一度張り替えるという莫大な費用が掛かります。

一方で、ペフを貼っていないと左写真の様に結露が多く発生し、下に置いてある車、洗濯物、天井などにシミを残してしまします。

そこで活躍するのが、発泡ウレタンです。当社は折板屋根の施工に多く携わらせて頂いていますが、特にこの冬時期になると相談が増えて参ります。

写真は先日施工した某工場の施工風景ですが、住宅用のウレタンとは材料が異なり、天井は貼らずウレタンが現しになる為、表面がなだらかになりやすい硬質ウレタン30倍発泡の材料で吹付を行いました。また、ノンフロン品の為、色がピンクに着色されています。

このままで十分、結露防止の役割を果たすのですが、ウレタンにも弱点があり紫外線に当たり続けると、茶褐色に変色をしてしまいます。

それを予防するためにウレタンの吹き付け終了後、ウレタンの上から塗装屋さんに、アクリル系塗料で吹付塗装をしてもらってから仕上げます。

ここまですれば、ウレタンの弱点である変色をカバーでき結露対策を半永久的に持続することが出来ます。

ペフの剥がれ等でお困りの方がおられましたら、ご相談ください


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