結露とカビ

2010.07.01

【ポイント】
梅雨真っただ中の6月末、ある工務店さんの紹介で、スーパーマーケットの天井がカビだらけになるので何か防ぐ方法はないか相談がありました。

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アイシネンの断熱で結露を防いでカビを止めることは出来ますが、いづれにしても現場を見せていただくことにしました。
すると広い店舗の両サイドと奥の方がコの字型にカビが発生していました。

つまり冷蔵庫や生鮮食品のあるコナーの天井部です、そしてひどいところは水滴がついて、床面に落ちるほどです。

何か調査のために開口されたのでしょうか、仮の点検口が設けてありましたが、湿気で撓んで危険な状態です。

早速、開店前に長尺の脚立を使って天井内を調査すると、いつものパターンで150山の折板屋根に結露防止のぺフ付きでした。

天井内の高さは2m以上もあり、十分立って作業出来る状況ですが、朝8時前の曇り空にも関わらず天井内は、異常に蒸し暑く感じました。
昨日の日中の熱が抜け切れず、天井内は30℃以上ありそうです。

そして、案の定天井面の断熱材は全く意味をなさない状態で天井面に置かれていましたが、設置されたGWも水を吸ったようにへばりついていました。

結論として、一番ひどい生鮮食品コーナー9×23m 分を天井内で仮に間仕切り、天井から屋根までの壁と折板屋根を連続してアイシネンで断熱することにしました。
つまり小屋裏と店舗の温熱環境を一体にして温度差をなくして、結露を防ぐ作戦です。

新築時にやればもっと完璧に安価で出来るのですが、どうなる事でしょう?


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