和風住宅にもアイシネン 

2017.06.15

最近は大壁が主流でめっきり真壁を採用する工務店さんは少なくなりました。

洋風の住宅が多くなったことが原因と思いますが、そんな中でも年配の方は日本の和風住宅が好きなのではないでしょうか。

若い世代でも田舎の旅館に泊まって、和風の部屋に入ったときはホッとすると思います。年を重ねるごとに木のぬくもりが好きになっていくのでしょうね。

今回は震災の影響で建て替えとなった西原村の和風住宅の断熱工事でお世話になりました。

和風住宅といえば、天井の上にグラスウールが敷き詰めてあり、冬は寒く、夏は暑いというイメージがありますが、

こちらの工務店さんは断熱までしっかりとこだわられて作られています。こちらの住宅は棟木まで化粧材とし、

垂木下に仕上げの杉板を貼るということで、母屋~束まで全て養生を行い吹付けを始めることになりました。

また、このように天井を勾配天井にすることにより、今まではデッドスペースとなっていた小屋裏空間を広く有効活用することが出来ます。

吹付後は仕上げの杉板が垂木に貼れるよう、垂木面でアイシネンを全てカットしていきます。

小屋裏空間を有効活用することももちろんですが、屋根面へ吹き付けることによって、繊維系断熱材では暑くて居られないような空間を、

エアコンの効く快適な環境へ変化させることが出来ます。

これが輻射熱を不思議と緩和してくれる「発泡系断熱材」のメリットで、天井ではなく、屋根面で断熱することが最も重要です。


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