高気密高断熱住宅は本当に快適です(暑い日に読んでください)
2018.07.01
2006.02.22
アイシネンに出会うまでは、断熱施工と断熱材に悪戦苦闘していたそうです。
具体的には
1. 鉄骨のスタッドの空洞部
2. 鉄骨の熱伝導率
3. 複雑な枠組み構造
の要素をいかに解決するかでした。
採用の理由は発泡時に膨張で空洞部への充填が可能、鉄骨との接着が良好でいつまでも接着しており、連続したエアバリヤー(気密層)が形成できることでした。
また鉄が露出している部分での潜在的な結露のリスクが少なくなる事も大きな要因との事でした。
施主からの要望でもあった省エネと外の音の浸入を減らす事も採用の動機になった。
気を付ける事は鉄骨が直接外皮に接触しているとそこが露点となり結露する危険性があります。したがって、接触しない様に設計して、その間に断熱材を充填あるいは挿入する事が必要になる訳です。断熱材の厚みをどうするか迷うケースがあると思います。
最低結露を止めるためには該当する壁の要求される熱抵抗の25%があればよいという基本的な法則があると言われています。すなわち、壁の断熱材の厚みが100mmであった場合、スタッドと外皮の間には25mmの断熱材が存在すればよいと言う事です。
勿論、透湿性の材質が必要ですし、断熱ボードの場合、釘で固定する時は釘の頭がとびださない様にする事が必要です。スタッドと外皮の間を構造的に固定する方法としては、トップハット形状の金属板(留め金)を使用する事も一つの方法です。ボード形状の断熱材ではどうしても隙間を作ってしまいますので、漏気のリスクはさけられませんね。