省エネと蓄熱式電気暖房

2010.03.16

【ポイント】
住宅エコポイントの受付も始まり、当社では一般の方からの問い合わせが急増し、断熱改修の問い合わせや現地調査も増え、対応に追われております。
新築と違い、作業スペースを確保しながら、お住まいに支障が無いよう施工するのが大きな課題でもありまが、
この住宅エコポイント制度がきっかけとなり住宅もサステナブルである再認識と、住宅エコ意識が高まれば、「チャレンジ25」CO2 削減25%と経済・雇用の創出につながればと期待しているところです。
さて、今回は「省エネと蓄熱式電気暖房」をご紹介します。

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■ 今年1月13日我が家からの雪景色です、このように間違いなく寒いと時期は問題ないのですが、最近のように寒かったり暖かだったりするこの時期、蓄熱式の暖房をお使いになる家庭では、週間の天気予報(気温)を十分にチェックして蓄熱量や温度の設定をやらなければなりません。

■ 当社ではアイシネン断熱とともに蓄熱式電気暖房を紹介して、今シーズンも数台設置していただきました。
この写真は7KWの標準タイプ1310×640h×300を取付けるために吹き抜けのあるリビングにメンテ分のスペースとカウンターを設けて戴きました。

■ おかげで、こちらのご自宅では54坪程度の
2階建をこの1台でほとんどエアコンなしで過ごされたそうです、まだ小さいお子さんが居られますが、やけどや火災の心配もなく、なにより心地よい暖かさを満喫されていらっしゃいます。

■ その秘密は、ケーシングの中にセットされた蓄熱レンガにあります、鉄分の多い1個12.2Kgのレンガが計24個も収めれ本体総重量はなんと347Kgにもなります。

■ このレンガに夜間電力によりしっかり蓄熱し、24時間輻射熱で室内の壁や床・天井を暖めるとともに、サーモにより希望の温度以下になったら、本体の足元からほのかに温風が出てきます。
寒い時期はこの蓄熱レンガに100%熱を蓄えて、十分に快適な住環境を創造しますが、日中気温が20度近くなると、室温は20度以上になり、特に陽が入るようなところでは暑く感じるようになります。

■ そこで、この時期から蓄熱量をセイブして80~50%と前日にセットすることにより、無駄なエネルギーを抑え、快適な住み心地を堪能します。
土壌蓄熱や基礎蓄熱などさまざまな優れた暖房方式が採用されてきましたが、基本は同じ上手に使って心地よく省エネをはかりたいものです。


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