高気密高断熱住宅は本当に快適です(暑い日に読んでください)
2018.07.01
2010.04.18
【ポイント】
エコリフォームの助成開始により、断熱改修の関心も高まり問い合わせとともに、現場調査と見積もりが増えてきました。
既設建物のアイシネン断熱の見積もりをさせて戴く場合には必ず、現地調査を行います。
■調査のポイントは、
1 作業車が現場駐車できるか?
2トントラック特装車 6.35×1.91×3.01hでかなり大きく既設住宅の場合に駐車出来ないケースが多々あります。
2 床下に入って作業できるスペースがあるか?
床下にもぐって下から床面に吹付け断熱するためには標準60cm以上を基本としていますが、最低55cmあれば何とか施工をさせていただいております。
写真の1・2枚は布基礎で山砂が良い状態で敷いてありましたが、高さが40~45cmしかなく、お断りいたしました。
3 小屋裏点検口があって出入りがスムーズに出来るか
屋根や天井断熱施工の場合には点検口500□以上を2箇所以上必要とします、特に屋根断熱の場合には小屋裏の換気口はすべて塞ぎ居室と同じ環境空間にします、アイシネン施工中には蒸気とともにある程度臭いが発生するため、臭いの逃げ道がなく、小屋裏に臭いがこもってお住まいの方が不快に感じることになり、施工中は給気と排気をファンを使って十分に換気する必要があります。
また、施工する作業者のために熱気を排出して作業環境を確保する重要な役割をはたします。
4 小屋裏で吹付け施工を行うための空間はあるか?
4寸以上の屋根勾配があれば、棟部の1番高いところから軒部の1番低いほうまで、野地板へ吹き付けが可能ですが、屋根勾配が少ない場合は軒部でスプレーガンを上に向けて作業するスペースがなんく、屋根断熱は出来なくなります。
その場合は天井面に断熱するなどケースバイケースで対応していきます。
5 床下での作業者の行き来ができるか?
左写真のように高さも60cmあり、ユニツトバスの下も問題なく、プラ束で大変やり易いと思ったものの、基礎図面と現場が違っていて、出入りが出来ないところが見つかりました、施工された工務店さんの責任で急遽コンクリートを壊した後、施工することもありました。
新築時なら問題なくもっと安価で完璧に出来ます。